関係部門の統一計画に基づき、全国21省(自治区・直轄市)は担当する各被災地を全力で支援。テントなどの急需物資を調達・輸送し、仮設住宅の建設を支援して、被災者に仮の住まいを提供し、その基本的な生活の確保を支えている。
上海市が支援する四川省綿陽市では、25日に仮設住宅の建設が始まった。上海市は建設する仮設住宅の数を当初の8万棟から10万棟に増加。7月末までの完成を目指している。上海市のテントメーカー4社も、民政部に割り当てられた7万8000張のテントを6月30日までに生産できるよう拍車をかけている。これとは別に、上海市は6月10日までにテント1万張を送る計画だ。
広東省が支援するブン川被災区でも25日、県都の城威州中学と映秀鎮で仮設住宅の建設が始まった。20日夜に前方作業チームが広州から成都市へ駆けつけ、仮設住宅250棟・5000平方メートル相当を調達した。省政府が21日に調達した仮設住宅6000平方メートル相当も、昼夜を問わず映秀鎮へ運ばれた。こうした仮設住宅は学校、病院、被災者の住宅としての用途が優先される。
浙江省も25日、仮設住宅建設支援チームの第一陣5組を四川省広元市へ派遣し、市街区と青川県の状況を視察した。浙江省は青川県で仮設住宅5000棟の建設を支援する。第1期の4000棟は6月25日までに完成する予定だ。
湖北省政府は24日、支援する仮設住宅の数を当初の6万棟から8.5万棟に増やした。省建設庁は生産チーム、品質検査チーム、輸送チーム、資金確保チームなど6チームを設置し、メーカー10数社に時間外生産を依頼した。
「人民網日本語版」2008年5月27日 |