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ブン川地震の生存者、179時間後生還の要因(2)
発信時間: 2008-06-06 | チャイナネット

 

▽自分のいる場所を気に入るよう努力

新橋医院の王衛東院長によると、劣悪な環境が人間の生理や心理に与える影響は大きく、そうした場合に自分の精神状態の調節が非常に重要になるという。

馬元江さんは「私の心理面での資質はよく、精神面での調整能力は非常に強い。同僚や友人もみなそう見ていた」と述べている。

新橋医院が馬さんに行った心理テストの結果によると、馬さんの心理的な資質は非常によかった。馬さんは最初の恐慌状態を経た後、速やかに自分の精神状態を調整し、落ち着いて現実に直面した。

「地震は自然災害だ。苦難を乗り越えると、人間は生きていることが何よりだと思う。」馬さんの左前肢は瓦礫で潰され、当時は左足しか動かすことができなかったが、絶えず自分を慰め続けたという。瓦礫の中は濁った空気と暗闇の他は何もなかった。「でも自分のいる場所を気に入るように努力し、絶望の気持ちが起こるのを避けた」と馬さんは言う。

実際、馬さんはずっと意識を保っていたわけではない。彼は虞錦華さんが自分から1メートルほど離れた場所にいると思っていたが、実際は8メートルも離れていた。救助隊員が救出のために虞錦華さんの腕を切断した時、馬さんは虞さんの叫び声を聞いて気を失った。

その後は強い自衛の意識と意志、非凡な精神の調整能力を拠り所に、馬さんは最後の救出の瞬間まで生き抜いた。

5月20日明け方に馬さんが救出された時には、左前肢が壊死して身体の右側の多くの軟組織が傷を負っていた他に、身体機能も人間の耐えうる極限に達していた。10日にわたる治療を経て馬さんはやっと命の危険から脱した。

「人民網日本語版」2008年6月6日

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