香港慈善団体である楽施会は11日、5年間の震災復興計画を定め、1億香港ドル以上を投じ、四川省地震で被害を受けた地区の復興支援をしていくことを発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
楽施会の関連責任者廖洪濤氏によると、四川地震後の復興業務は長期に渡るもので、また大量の人的資源・物質資源を持続的に投じていかなければならない。楽施会はすでに、5年間の震災復興計画を定め、すでに投じている約2千万香港ドルのほか、今後5年間に計8千万香港ドルを、投じていく予定だ。
廖洪濤氏によると、楽施会が復興業務を行う際、特に2つの原則を重視する。一つは防災の理念。工程の監督管理や設計を重視し、再建する家屋に必要な防災レベルをクリアすることを保証する。二つ目は、住宅地区の活性化。住民参加型復興を推進し、住宅区域の住民の中でチームを結成、住民の意見をくみ取り、従来の文化を保持し、将来にわたる発展を促していく。
楽施会が公開した復興業務の第1月目の報告によると、同会には6月10日まで、9322万香港ドルの寄付が集まっており、すでに1720万元を投じ救援物資を購入済みで、四川省、甘粛省の17県(市)に分配している。このほか、同会は約360万元を投じ、四川省被災地区に10カ所もの臨時学校を建設中で、学生たちが一日でも早く学校に戻れることを希望している。
「人民網日本語版」2008年6月12日
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