国家発展改革委員会(発改委)と鉄道部は21日、8月1日に運行を始める北京―天津都市間鉄道の料金体系に関する通知を共同で発表した。通知によると、同鉄道の料金は1年間の試運転期間中、京津城際鉄路(北京-天津間都市鉄道)有限公司が市場状況に基づき自主的に確定する。試運転期間終了後は、法律で定められた手順に基づいて決定される正式運賃が適用される。「京華時報」が伝えた。
同通知は京津城際鉄路有限公司に対し、社会的許容能力の考慮、良質廉価実現の原則の下、市場の需給状況に基づき合理的に試運転期間中の料金体系水準を確定するよう求めている。また同鉄路の試運転期間中、より多くの選択肢を利用客に提供するため、北京-天津間在来線に対しては、運行中の各種旅客列車の運行削減をしないことと現行料金体系を維持することが求められた。
政府関連部門は今回、正式な運行料金体系を制定しなかった。発改委の関連責任者によると、北京―天津都市間鉄道は国内初の高速旅客専用鉄道であり、正式運行も開始されておらず、現段階で比較的整ったコスト関連資料および市場予測データを提供することは不可能。また他の路線の前例もないことから、正式料金体系の確定は時期尚早と判断された。
「人民網日本語版」2008年7月22日 |