北京市の統計部門が23日に発表した世論調査によると、「北京五輪の成功を信じている」と答えた回答者は全体の95%にのぼった。また「五輪期間中の突発事件に対する政府の対応能力を信頼しているか」との質問に対し、「とても信頼している」「どちらかというと信頼している」と答えた回答者は合わせて93%にのぼり、前回の調査より3.5ポイント増加した。「中国新聞網」が伝えた。
調査を行ったのは北京市社会状況民意調査センター。4月と7月の2回にわたって行われた。質問内容は▽五輪大会への参加の程度▽五輪期間中の外出状況▽市民と都市発展に対する五輪大会の影響――などに集中。北京市内の18区・県の2003人が電話を通じてアンケートに答えた。
調査によると、「五輪期間中に北京を離れる予定はない」と答えた回答者は92%だった。「五輪期間中はどのように過ごすか」という選択式の質問(複数回答)に対しては、「試合のテレビ中継を自宅で観戦する」を選んだ人が98%と最も多く、2位以下は順に「自宅で休息を取り、家事をする」「同僚・友人・家族と過ごす」「娯楽活動に参加する」「普段通りに出勤する」で、いずれも回答者の半数以上が選んだ。研究者はこの調査結果について、「五輪大会が北京市民の生活に与える影響はそれほど大きくないことを示している」と指摘する。
「人民網日本語版」2008年7月24日 |