四川省広元市青川県と陝西省漢中市寧強県の境界付近で24日、マグニチュード(M)4以上の余震が3回発生した。そのうち午後3時9分に起きたM6.0の余震は、5月25日に青川県で起きたM6.4の余震以来、最も大きな余震となった。24日午後5時までに、これらの余震で1人が死亡、24人が負傷し、うち7人が重傷となった。「新京報」が伝えた。
中国地震台網の測定によると、青川県と寧強県の境界付近では24日、午前3時54分にM5.6、午後1時30分にM4.9、午後3時9分にM6.0の余震が発生し、M4以下の余震も複数回起こった。
広元市地震災害救助指揮部によると、同市嘉陵街道弁事処に属する60歳の女性が余震のショックで脳溢血を起こして死亡した。同市三堆鎮では、24歳の自営業者の男性が余震のパニックで自宅の2階から飛び降りて重傷を負った。同市朝天区では、余震で14人が負傷、うち5人が重傷となり、家屋も18戸の計45部屋が倒壊した。同市青川県の姚渡・沙洲・営盤などの郷・鎮では2人が負傷し、290戸余りの計1160部屋以上が倒壊した。陝西省寧強県では、7人が負傷、うち1人が重傷となり、339戸の計981部屋が大きな損壊を受けた。
四川省と陝西省の被災県区の関連部門は余震発生後、迅速な対応を行い、作業チームを現場に派遣して救助にあたり、被災状況を調査し、負傷者を手当てした。詳しい被災状況はまだ統計中だ。
「人民網日本語版」2008年7月25日 |