現在北京の中国伝媒(メディア)大学に通っている重慶出身の女性、陳付媛さんは、ある日突然、自分が写ったモデル写真7枚が、北京のあるウェブサイト内の広告で、動画形式で載せられているとの知らせを受けた。陳さんはサイト上の広告主が自身の肖像権を侵害していると感じた。記者が19日、重慶市内に住む陳さんら家族に取材したところ、現在家族は10万元の損害賠償を求めて、当該ウェブサイトに対する起訴準備を進めているという。「重慶商報」が伝えた。
▽1年前、ファッション広告のモデルに
記者は19日、陳さんに電話取材した。彼女は中国伝媒大学でマンガ・アニメ専攻を学んでいるという。今回のモデル写真盗用について、陳さんは怒り心頭だ。「一目見て、すぐに出どころが分かりました」。陳さんによると、身長の高い陳さんは、ちょうど1年前、北京市内のある服飾工場内で、モデルとしてファッション写真の撮影に協力、撮影された写真は社内宣伝用パンフレットに印刷されたという。「私以外にも数人のモデルが参加しました。それぞれ謝礼に1千元を受け取り、宣伝用パンフレットができあがりました」。陳さんいわく、その後彼女は2度と同服飾工場を訪れていないという。
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