遼寧省地質鉱産探査部門による3年にわたる調査の結果、瀋陽市瀋北新区で大規模かつ高品質な温泉が発見された。総面積364平方キロメートル、道義・新城子・蒲河の各地区の3盆地にわたり分布しており、貯水量は30億トン以上と推定される。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

遼寧省地質鉱産探査局の楊占興チーフエンジニアによると、同局は2005年5月から、瀋陽市内の道義・新城子・蒲河の各地区の3盆地の地質的構造および温泉資源埋蔵量に関する調査を実施、その結果、深度2100メートルおよび同2509メートルの地点で温泉の源泉が発見された。湯温はそれぞれ63℃、70℃。1日あたりの出水量はそれぞれ1180トン、1200トンに達し、長期間にわたる開発が期待される。権威ある機関の鑑定の結果、温泉のpH値は弱アルカリ性で、ホウ酸、ケイ酸、フッ素など多くのミネラル成分が含まれており、高品質な温泉資源として、今後の市場開発が有望視される。

「人民網日本語版」 2008年08月20日