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今年の洪水と冠水による死者は436人、経済損失は721億元 |
発信時間: 2008-09-03 | チャイナネット |
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国家洪水干ばつ対策総指揮部によると、中国の全国で8月31日までに、洪水と冠水で被害を受けた農作物の面積は662万7000ヘクタール、深刻な被害を受けた面積は358万4000ヘクタール、死者は436人、行方不明者は113人、倒壊した家屋は37万棟で、直接経済損失は721億元だという。 今年に入り南部の珠江流域と滁河で大洪水が発生し、淮河の上中流域や太湖、その周辺地域では警戒水域を超え、長江流域の洞庭湖や鄱陽湖水系、東北地区の嫩江や西遼河などの一部の河川の支流で大洪水が発生した。また6つの台風や熱帯暴風雨が相次いで中国大陸に上陸し、一部の地域では鉄砲水や豪雨、洪水に見舞われた。 今年の被害の状況は4つの特徴がある。 1、 台風の発生は少ないが、上陸数が多く早い時期に上陸した。今年は平年に比べ5つほど少ない12の台風や熱帯暴風雨が発生し、6つの台風が上陸した。上陸回数は平年より1つ多い。また第1号の台風の上陸は平年より2カ月も早く、史上最も早かった年よりも半月早かった。 2、 災害発生地や地域面積が広かった。全国の約140本の河川や200カ所の観測ステーションで洪水が発生し、ある地域では多くの場所、広い面積で豪雨や洪水が見られた。また天津を除く全国30の省、自治区、直轄市で、それぞれ洪水や冠水が発生した。 3、 鉄砲水による被害が際立っている。全国では391人が鉄砲水で亡くなり、洪水災害による死亡者総数の89.7%を占めた。 4、 損失額は平年の同期より少ない。早期の予防作業や各対策措置が的確に行われ、災害による損失は平年同期に比べ大いに減少した。1991年からの同期の平均値と比べ、今年の災害による死亡者数、倒壊家屋、農作物の被害面積は、それぞれ79%、76%、44%減少した。 「チャイナネット」2008-9-3 |
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