(2)品質検査部門
■品質検査部門:24時間態勢で全乳製品を検査
国家品質監督検査検疫局(質検総局)の李長江局長は14日、河北省の品質監督局と出入境検査検疫局の製品検査センターと実験室を相次いで訪れ、粉ミルクの検査状況を確認した。検査センターと実験室には、粉ミルクのサンプルと公安部門が関係施設から押収した白い粉末が置かれていた。品質検査部門は現在、国レベルの検査センター150カ所余りで、24時間態勢で、全国のすべての乳幼児用粉ミルクへの検査を進めている。
質検総局は14日午前、河北省、広東省、黒竜江省、内蒙古自治区に作業チームを急遽派遣し、「三鹿集団」の粉ミルクによる安全上の重大事故への緊急対応を促し、検査した。これに先立ち、国家品質監督検査検疫局は緊急管理体制を全面的に発動し、また緊急通知を発して、各地の品質検査部門に対し、関係作業に全力で取り組むよう指示するとともに、各地の品質検査部門と検査機関による特別監督・検査の範囲を全乳製品に拡大する方針を緊急決定した。
李局長はチームを率いて石家荘市へ赴き、品質検査当局と検査員に対し、乳幼児用粉ミルクを厳しく真剣に検査し、科学的で、精確な、権威ある、歴史の試練に耐え得る結果を出すよう指示した。また、乳幼児用粉ミルクの次は、全乳製品への検査を行う方針を明らかにした。品質検査部門は牛乳ステーション、牛乳受取り所、企業の生産部門を含む、問題の発生が考えられる各段階を検査し、問題の根源を探る。
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