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「80後」の苦学女子学生 大学進学までの人生は苦難連続(1)
発信時間: 2008-09-22 | チャイナネット

1999年9月1日、湖北省長陽トチャ族自治県第一高校で、入学式が行われた。資丘鎮峡口村に住む16歳のトチャ族の譚之平さんは、このあたりで最もよいとされる、この重点高校の入学通知書を受け取っていたが、入学をあきらめるしかなかった。

 家庭の事情は、彼女はどうすることも出来なかった。精神病を患い、物を壊し、人を殴るなどの行動に出る母親の治療のために、一家の経済状況は切迫していた。父親は重篤なリューマチで、11歳の妹はまだ小学生だ。そして高校受験の前に、家の一部が崩れた。

 譚之平さんの父親がどれだけ進学を勧めても、頑として受け入れず、勉学を捨て、家業を助けるために農業に従事する道を選んだ。家計のために、彼女は畑に野菜などのお金になる作物を植え、4匹の豚を飼った。毎日、山で50キロ以上になる豚用の草を刈り家まで運び、洗濯、食事支度、妹の送り迎えなど、一時も休むことは無かった。

 2000年9月9日、自らの病気に苦しんだ母親の死体が、家から遠く離れた池で見つかった。母親を失った悲しみは深かったが、彼女は日記の中にこう記している。「苦難は人生において一つの鍵だと思おう。一つの扉が閉まったら、もう一つの扉が開くはず」と。

「人民網日本語版」 2008年09月22日

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