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「90後」大学新入生調査
発信時間: 2008-11-13 | チャイナネット

 

読書熱心、マイカーを持つ学生も 

調査結果によると、「90後」の新入生のうち62.3%が「読書の習慣を維持している」と答え、趣味の範囲はその上の世代を上回っているようだ。これら「90後」の大学生のうち、毎月のお金の使い道を主に「書籍や文房具など学習関連」にあてている人は65.6%にのぼった。さらに、「娯楽」は38.8%、「電子製品」は22.8%、「化粧品やファッション用品」は20.1%で、「80後」と比べると増加の傾向にある。うち、携帯電話、パソコン、デジカメなどのデジタル製品が非常に普及している。「90後」の新入生のうち、91.9%の学生が携帯電話あるいはPHSを持っており、7割近くがパソコンを所有している。MP3、デジカメなどの電子製品を持っている学生は6割近くもいた。マイカーなどといった贅沢品でも8.1%が所有していると答えている。

報告によると、「90後」の大学生が、自分の外見やファッション、それに情報化時代に取り残されないように気を使っていることが見て取れるが、なかでも娯楽に使う出費が多めで、贅沢な消費を求める傾向が見え隠れしている。

また、調査対象の学生のうち、タバコとお酒の消費が5.4%に達した。この数字は、「90後」世代の学生が、社会や家庭から良好な監督・教育を受けてこなかった現われであり、「90後」の新入生がかつての大学生よりも早く一般社会と接触を持ったことを反映している。そうはいっても、大多数は保守的な従来の消費観念をもっている。調査対象の学生のうち、66%が「毎月、お小遣いが残るように使っている」と答えており、「あるだけ全部使う」と答えたのは5%に過ぎなかった。

この調査結果で、これまで一般社会で認識されていた「90後」の消費観念とはまったく異なっていることが明らかになった。これは、実力で有名校に入学した「90後」の学生が、他の同年齢と比べて、理性的かつ堅実であり、リスクがある消費には慎重な態度を示していることをあらわしている。

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