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80年代生まれの若者の働き方に関する調査が発表
発信時間: 2008-12-26 | チャイナネット

中国青少年研究センター・中国青少年研究会・北京市新英才学校は25日、「80後(80年代生まれ)」の若者の働き方に関する調査報告を共同で発表した。「京華時報」が伝えた。

調査の対象となったのは、北京市内10区県の80年代生まれの若者2590人と雇用団体500団体。調査結果によると、徐々に社会の主力となりつつある80年代生まれの若者の働き方には明らかな特徴がある。とりわけ、忍耐力不足や頻繁な転職、望みは大きいが能力が低いことなどが、これらの世代の人々に共通する問題となっている。

▽4割近くに転職経験

調査によると、80年代生まれの若者が従業員の50%以上を占める雇用団体は半数以上にのぼる。「80年代生まれの若者は軽率に転職することが多い」と考える雇用団体の担当者は7割近くに達した。調査を受けた80年代の若者のうち、4割近くが転職の経験を持っている。4回以上の転職の経歴を持つ若者も10.6%を占めた。転職行為に対する評価では、8割以上の若者が、「転職の頻度は企業への忠誠心をはかる物差しにはならない」と考えている。

▽最大の欠点は忍耐力欠如

調査では、80年代生まれの若者の弱点が情動指数の低さにあることが明確になった。「職場で自分に最も欠けている素質は」という質問では、若者の半数以上が「苦労に耐える能力」を挙げ、「心理的素質」「勤勉さ」「自己犠牲の精神」「服従心」がそれに続いた。若者によるこの自己評価は雇用者による評価とほぼ一致している。両者の評価で異なるのは、雇用者側が若者の欠点として「心理的素質」よりも「規律意識」をさらに重視している点だ。

▽望みは高いが能力は低い

雇用団体の担当者の7割以上は、80年代生まれの若者には「望みは高いが能力は低い」という現象がしばしば見られるという。この原因と考えられるものとしては、「社会における自分の役割に対する認識が正しくない」「自己認識がはっきりしていない」「学校教育での実践能力の訓練が不足している」「学校内での教育が社会の需要とずれている」「家庭で溺愛を受けている」などが挙げられた。

「人民網日本語版」2008年12月26日

 

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