中国青少年研究センターはこのほど、「中国青年権益状況報告」を発表した。インターネットは今や、現代中国の若者達のカルチャーライフにとって重要ツールとなっていることが同報告で明らかになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
報告によると、中国文化事業の急成長は、若者達が文化娯楽を創造し享受するための社会的条件を極めて大きく改善させ、彼らとカルチャーライフとの関わりは、日ごとに拡大している。特に、日進月歩のネットワーク普及に伴い、中国のネットユーザー総数は2億1千万人に達した。ネットユーザーの主流は、18歳から30歳の青年層が占め、インターネットはすでに、中国の若者達のカルチャーライフにとって重要ツールとなっている。
報告によると、1999年に3.7%だった中国国民のインターネット閲覧率は、2005年には27.8%まで増加、年平均増加率は107%。ブログはEメール、BBS(掲示板)、QQ(中国語チャット)に次ぐ4番目のネット交流方式となった。中国のブロガー数は2007年11月末の時点で4698万人、うち更新頻度の高いアクティブブロガー数は1691万人と、ブログの一般化・大衆化は着実に進んでいる。
中国青少年研究センターの劉俊彦・副研究員は、「文化の消費主体である若者の、消費支出全体に占める文化関連支出の割合は増え続け、文化の消費構造は最適化し続け、文化の消費分野は拡大を続けている。芸術関連、娯楽・フィットネス関連、文化鑑賞関連の消費は次第に、若者のカルチャー消費の重要な内容になりつつある」と指摘する。
中国青少年研究センターが2007年6月にスタートした「中国青年権益状況研究」のテーマ研究では、全国13省の若者達を対象にサンプリング調査が実施された。アンケート配布部数は計4680部、有効アンケート回収部数は4525部。
「人民網日本語版」2009年01月05日 |