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論評:Wカップ招致をやめるのは賢明なやり方
発信時間: 2009-02-05 | チャイナネット

 

ブラッター氏はFIFAの会長であるが、自分だけの力で招致の結果を決定するのはムリ。例えば、2006年Wカップ招致で南アフリカを支持したが、FIFAの執行委員会は結局、ドイツを選んだ。

たとえ中国がWカップ招致に成功しても、さまざまなコントロール不可能の難問に直面することになる。例えば、大勢のフーリガンが中国になだれ込むことになったら、中国はそれに対応する経験がそれほど豊かではない。それに、サッカー競技施設の試合後の利用も検討しなればならないという難問もある。

Wカップ主催はいったい中国に何をもたらすのか。「中国のサッカー競技レベルの実質的変化を引き起こすことになる」という人もいるが、そういう理屈は通用しない。中国は2007年の女子サッカーWカップを主催したが、近年の中国女子サッカーを見ると、進歩どころかかえって後退している。2022年までに中国の男子サッカーは世界一流とはなれず、Wカップ決勝戦に進出する可能性も低いと思う。2002年のWカップ決勝戦に進出したが、結果はどうだったか?バブルがはじけた中国のサッカーは結局、苦境に陥ってしまったといってもいい。

Wカップ招致の成功が中国のサッカーの発展にパワーを注ぎ込むことになると言っても、それはただ外的要因であり、中国のサッカーにとっては自らの変革こそ唯一の道であろう。

中国はいつかはWカップを主催することになるとわれわれは信じている。しかし、今はその時ではない。Wカップをめぐってあれこれと取り沙汰するより、中国のサッカーの発展のために着実に努力したほうがよいのではないのか。

「チャイナネット」 2009年2月5日

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