関係部門は17日、来場者数1日平均40万人が見込まれる2010年の上海万博に向け、上海では年内に複数の地下鉄路線を開通すると明らかにした。
軌道交通建設指揮部は18日、上海では年内に7号線、8号線(第2期)、9号線(第2期)、11号線北区間(第1期)の4本の地下鉄を開通すると発表。そのうち、万博エリアを貫通する、総延長35キロの7号線は28駅の主体構造が完成し、レールの敷設も終了間近にある。万博会場に直結する8号線(第2期)は今年7月上旬に試運転が始まる。13号線の万博区間も年内には貫通して試運転に入り、来年の上海万博前には開通する予定だ。
万博エリアは上海の都市中心に位置し、上海万博開催期間中、世界各国から7千万人の来場者が見込まれている。来場者が混み合う時間帯には日常の交通量とも重なり、かなりの混雑が予想される。
権威ある機関では、地下鉄が上海万博の来場ピークの渋滞を緩和する「糸口」になると予測している。2010年の万博開幕時には上海には11路線、総延長400キロの軌道交通網が形成され、地下鉄駅は280カ所、1日当たりの利用者数は520万人から580万人にのぼる見通しだ。網の目のように走る地下鉄は中心エリアにおける地上の交通渋滞を緩和する役割を果たす。
「人民網日本語版」2009年3月18日 |