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イタリア人旅行者に感染の疑い チベット
発信時間: 2009-05-20 | チャイナネット

西蔵(チベット)樟木(ジャンムー)の出入国検査所で、新型インフルエンザに感染した疑いのあるイタリア人旅行者が確認された。衛生部が派遣した専門家は19日に拉薩(ラサ)に到着、800キロ離れたネパールとの国境にあるジャンムーに至急駆けつけ、新型インフルエンザの感染者かどうかを確認することになっている。専門家は20日、ジャンムーに到着予定。衛生部が同日伝えた。

チベット入りした専門家のチームリーダーを務める彭質斌氏によると、今回新型インフルエンザ感染拡大防止にあたる衛生部の専門家は6人で、▽感染拡大防止と治療▽疫学調査▽検査、の3部分をそれぞれ担当する。20日にジャンムーに到着後、患者の病歴や症状、再検査の結果を照らし合わせて直ちに診断を行うとともに、現地の医療スタッフと共に感染拡大防止にあたる予定だ。

同自治区の衛生部門、検験検疫部門、出入国検査所の管理委員会はすでに患者と一緒に旅行していた外国人旅行者23人(濃厚接触者)を現地のホテルに隔離し、経過観測を実施している。

一方、衛生部は19日午前、広東省広州市で新型インフルエンザの感染疑い例だった患者の感染を確認。これで中国大陸部では感染者が4人になった。同省衛生部門は現在、関連部門と共に濃厚接触者を追跡している。すでに隔離された濃厚接触者に今のところ異常は見られない。

「人民網日本語版」2009年5月20日

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