中国女子初の世界チャンピオン──丘鐘恵

丘鐘恵は1935年生まれ、雲南省昆明出身。1953年に北京体育学院に入学して間もなく、卓球中国代表チームのメンバーに選ばれた。5回の世界選手権出場経験を持つ。1957年の第24回世界卓球選手権に、卓球女子中国代表チームの主力メンバーとして出場し、女子団体3位入賞に貢献した。1959年の第25回世界選手権では、女子シングルスと女子ダブルス（孫梅英とペア）の2種目で3位となったほか、主力メンバーとして出場した女子団体戦で3位に入った。1961年の第26回世界選手権では、女子シングルス優勝と女子ダブルス2位（孫梅英とペア）、および主力メンバーとして活躍した女子団体戦で2位の成績を収めた。1963年の第27回世界選手権では、女子ダブルス（王健とペア）と混合ダブルス（庄則棟とペア）の2種目で3位、主力メンバーとして出場した女子団体戦でも3位に入った。丘鐘恵の名は中国女子初の世界チャンピオンとして歴史に刻まれている。