2009年就業プルーブック「中国大学卒業生就業報告(2009)」が10日北京で発表された。同報告書によると、昨年の四大生就業率は軒並み低下、一方専門学校生の就業率は平年並みを維持した。
統計研究データによると、2008年度の大学卒業生の卒業半年以降の就業率は約86%となり、2007年度比1.5ポイント低下した。2008年度の主要大学「211プロジェクト」(国内の大学約100校を選抜し、各大学の教育研究レベルを21世紀に向けて重点的に発展させるプロジェクト)認定校卒業生の卒業半年以降の就業率は約89%(非失業率90%)、211校以外の四大生は87%、専門学校・短大は84%。ちなみに2007年度の「211プロジェクト」認定校卒業生の卒業半年以降の就業率は93%(非失業率94%)、「211プロジェクト」認定校以外の四大生は90%、専門学校・短大は84%だった。2008年度大学卒業生の約3分の1の就業は、卒業後半年以内に完了している。
教育部が公表したデータによると、2008年度の中国全土の高等教育機関卒業生総数は559万人、うち一般大学の卒業生総数は529万人(四大・短大)。今回の研究結果から得られた比率から推算すると、2008年度大学卒業生の卒業後の国内外大学院進学者数は21万4300人、卒業半年以降に就業した学生数は約434万人。卒業後半年経っても就職できなかった(就職後に失業も含む)大学卒業生73万5600人のうち、51万5900人は依然就職活動中のほか、5万4600人は職に就いていないが、大学院進学のための勉強あるいは留学の準備中。また16万5100人については、定職かつ学業にも就いておらず、就職口あるいは進学先を探していないと判明した(いわゆる「スネかじり族」を指す。)。
このほか同ブルーブックは、2008年度の卒業生の就業数が多かった上位10都市を発表、順に北京、上海、広州、深セン、杭州、天津、成都、南京、済南、蘇州。専門学校・短大卒業生の就業数上位10都市は順に、北京、上海、広州、深セン、南京、蘇州、杭州、成都、鄭州、青島だった。
「人民網日本語版」2009年6月11日 |