青海省で肺ペストが発生　2人死亡10人感染

青海省衛生庁によると、青海省海南チベット族自治州で発生した肺ペストによる死者は3人になり、隔離治療を受けている9人の患者のうち1人は重体で、もう1人は咳や痰が出て胸痛の症状が現れている。今のところ新しい感染者は見つかっていない。

青海省衛生庁が3日に受け取った海南チベット族自治州肺ペスト指定救援治療病院の報告によると、興海県では新たに今年64歳の男性･旦智さんが死亡した。

青海省ペスト応急救援指揮部は、地元の医療救援チームと専門家の数をさらに増やし、国家臨床医学の専門家や青海省内の臨床医学の専門家も続けて医療救援を行っている。省、州、県の3クラスの衛生専門員も害虫やネズミの駆除や消毒を行い、密接に接触した人への追跡管理や検診、検疫を実施している。

青海省海南チベット族自治州興海県子科灘では7月30日に肺ペストが発生し、現在までに12人の感染者が確認されている。

｢チャイナネット｣　2009年8月4日