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女性民兵が語る10年前の閲兵 髪が軍事博物館収蔵
発信時間: 2009-08-21 | チャイナネット

「当時、通知書を持って朝陽区の人民武装部に申し込みをしに行った時はとても緊張しました。そこには、すでに500人余りの候補者がいて、落選するのでないかともっと心配になりました」と、劉さんははにかみながら当時のことを語った。

1998年10月6日、劉さんは念願の「兵士」に正式に選ばれた。しかし、閲兵式に参加するには、髪を切らなければならないと責任者から告げられた。14年間伸ばし、133センチに伸びた髪を切らなければいけないことを思うと、劉さんの目には涙が溢れた。

1998年10月6日の劉福蘭さん

一つは中国の民兵を代表し、閲兵式でその颯爽たる姿を見せること。もう一つは、家に帰って長い髪を残し大切にすること。劉さんは前者を選んだ。翌日の7日、劉さんはある写真館で長い髪の記念写真を撮ってもらった。その際、中央テレビ局(CCTV)の記者も取材に駆けつけた。切り落とされた髪を見て、劉さんは涙を流した。

1999年10月1日、閲兵式の日、劉さんの家族と村の人たちはテレビを取り囲み、生中継を観賞した。彼らは、自分たちの村から観閲を受ける人が現れたことを光栄に思い、誇りに感じた。この時、劉さんは村のスターのような存在となった。

翌年の4月、劉さんは結婚し、今は家族三人で穏やかな生活を送っている。

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