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新中国の国民的英雄-黄継光
発信時間: 2009-09-18 | チャイナネット

 

 今年、中華人民共和国共和国は成立60周年を迎える。この60年間、各界の人々が国の建設に力を注いできた。その中から時代の模範といっても過言ではない代表を10人選んだ。年代も立場も異なる彼らには共通点がみられる。彼らは各自の持ち場において突出した貢献を果したほか、道徳的な模範となり、それぞれの年代において社会の風潮をリードしてきた。ここで、庶民の英雄に敬意を表するとともに、彼らの物語の中から時代の軌跡や60年間にわたる中国社会の主流の価値観をのぞいてみたいと思う。

 黄継光、四川省中江県出身。1931年、貧しい農家に生まれる。1951年3月、中国人民志願軍に入隊。

 1952年10月、朝鮮戦争の上甘嶺戦役で、所属する大隊が米軍をはじめとする「連合国軍」および南朝鮮軍と4日間にわたる激戦を繰り広げる。19日夜に命を受け上甘嶺西側の597.9高地を落すが、部隊の進軍は零号陣地に阻まれ、連続3回の爆破を行うがいずれも奏功しなかった。この肝心な時に通信員だった黄継光が爆破任務の遂行を名乗り出る。2人の戦士を連れ、知力を駆使し勇敢にも敵のいくつかの攻撃拠点を崩壊。戦友の一人は犠牲となり、もう一人は重傷を負った。黄継光自身も左腕に銃弾が貫通。しかし依然残った特火点からの機関銃が部隊の進攻を阻む。黄継光は重傷を負い、弾薬が尽きていたにもかかわらず、自らの身体で特火点の射撃孔を塞ぎ生命を投げ打った。その壮烈な姿に鼓舞された部隊は直ちに零号陣地を攻め、敵の2大隊を壊滅した。

 戦後、部隊党委員会から中国共産党党員として追認され、中国人民志願軍指導機関も死後殊勲を列記し、「特級英雄」の称号を授与した。朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会もまた「朝鮮民主主義人民共和国英雄」の称号と金星メダル、一級国旗勲章を授与した。

 朝鮮戦争において黄継光の身をとして銃口を塞いだ勇敢な行動はその後も人々を鼓舞し教育してきた。彼の何ものをも恐れない気概は人々に尊敬され、その英雄的業績は代々語り継がれている。


 「人民網日本語版」2009年9月11日

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