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1990年代から現在まで 住宅改革が中国人の住宅の新たな時代を開く
発信時間: 2009-09-18 | チャイナネット

 

 国務院は1994年に都市の住宅制度改革を一層推進することを決定し、社会主義市場経済体制にふさわしい新しい都市住宅制度の構築を提唱した。国家は全国で住宅公積金(積み立て金)制度の全面的な構築を開始、中国の商品住宅時代の訪れの前触れになった。

 1998年に住宅改革が全面的に開始されたのに伴い、福利住宅分配が停止され、商品住宅も新たな開発段階に入った。

 北京を例にとると、北京市住宅建築委員会の統計では2007年から北京では経済適用住宅(戸籍があり収入が一定以下の市民を対象とした優遇価格の住宅)や廉価賃貸住宅、価格制限住宅、公共賃貸住宅などを含む多層的な保障的性格を持つ住宅システムの構築を開始し、廉価賃貸住宅や経済適用住宅、価格制限住宅が2007年には590万平方メートル、2008年には803万平方メートルが建設開始され、2009年には各種の政策的住宅850万平方メートルの建設開始が計画されている。上半期には審査通過の「三房」申請累計が既に11万件に達し、経済適用住宅と価格制限住宅5万軒の手配を完了した。今年7月に発表された公共賃貸住宅の初めての建設用地も既に確定し、安置住宅累計130万平方メートル以上を建設、「低層が保障され、中層を支援し、高層には市場がある」という多層的な住宅供給システムを徐々に形成しつつある。

 建国初期から現在までの人々の居住条件には天変地異と言ってもよいほどの変化があった。広範囲にわたる平屋からビルへ、新型の住宅区や高層住宅区からメゾネットタイプの住宅まで、炭鉱などの陥没区の整備から棚戸区(雑居区)の改造に至るまでの変化で、市民は私有不動産である住宅を市場で取引できるようになっただけでなく、都市の居住環境や都市建築の風格も変化、向上し続けている。住宅は建築物のシンボルとして都市の変化を物語っている。

 「人民網日本語版」2009年9月18日

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