上海で2日間にわたり開催されていた「第5回世界華文(中国語)メディアフォーラム」が20日、閉幕した。閉幕式では「世界華文メディア協力連盟」の成立が宣言され、国務院華僑業務弁公室の趙陽・副主任、マレーシアRimbunan Hijau Group(常青集団)CEOのTiong Hiew King氏、香港鳳凰衛視(フェニックステレビ)董事局主席の劉長楽氏が「世界華文メディア協力連盟」名誉主席に就いた。
「世界華文メディア協力連盟」は世界の各種中国語メディアが主体的に参加する世界的協力組織で、「サービス、インタラクティブ、平等、ウィンウィン」を主旨に、国内外の中国語メディア間の相互連絡と資源の相互利用を促進するためのプラットホームを提供する。「協力連盟」の発起社は中国新聞社。
「世界華文メディア協力連盟」の準備業務は2年前に開催された第4回世界華文メディアフォーラムから開始。今年7月に準備委員会が正式に発足、今月19日までに、「協力連盟」への正式加入を表明するメディアからの同意書は計116通届いており、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットなどのメディアが参加、世界五大陸に及んでいる。
昨年下半期以降、全世界の中国語メディアは金融危機による影響と衝撃を受けたにもかかわらず、中国語メディアの発展すう勢に変化はなかった。今回の世界華文メディアフォーラムで発表された最新の調査結果によると、一部新聞が金融危機の影響をやや受けた以外は、ほとんどすべての中国語メディアが引き続き運営を継続している。これと同時に、中国語インターネットメディアへのアクセス数は1日あたり平均30%増と上昇の一途をたどっている。
「人民網日本語版」2009年9月21日 |