イタリアの有名ファッションブランド「ベルサーチ」は7日、日本の最後の直営店3社を既に閉鎖したと発表した。原因は「現在の店舗はブランドイメージに合わなくなった」ためだとしている。今回の措置はベルサーチの全社的な戦略見直しの一環で、また日本での「新たな出店と販売網の構築を急ぐ」と表明している。しかし同社はいつ日本で再出店するかという計画は示さなかった。日本は長い間、世界で最も重要な高級品市場の一つだった。その原因は同市場で皮製の手袋といった女性向け装飾品の需要が大きかったためで、こうした商品の利益率は衣料品製品を上回っている。しかし世界的な経済危機の影響を受け、高級品の消費が深刻な影響を受けており、日本の高級品市場ではこの傾向が顕著だった。日本市場の不景気の影響だけでなく、消費習慣の転換に直面していることが原因と見られる。
「人民網日本語版」2009年10月9日