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中国 新型インフル流行「第二波」到来
発信時間: 2009-10-19 | チャイナネット

「中国大陸部では現在、新型インフルエンザウイルスの伝染が加速しており、流行波及範囲は日増しに拡大し、発症例は急速に増加している。新型インフルエンザ流行の第二波が既に始まっていると言える」。中国疾病予防制御センター首席で流行病学専門家の曽光氏は18日、このような最新判断を下した。

曽氏はこのほど閉幕した中華医学会第1回全国公共衛生学術会議の席上、季節の変化に伴い、南半球での新型インフルエンザ流行のピークが収まり、北半球での流行が急速に拡大していると強調した。中国での流行状況は北半球の他の地域と一致しており、このところ1日あたりに発生する症例数は1カ月前の10日分に相当し、とりわけ先月以降、多くの地域の多くの学校で同時期に爆発的流行が現れており、急速な流行期に入ったことを予示、すなわち俗に言う「第二波」が始まっているとした。

曽氏によると、現在の大陸部での流行状況はすさまじく、既に小中都市および中西部地区にまで急速な伝染傾向が出現しており、さらにこれまでの海外からの伝染例とは異なり、莫大な量の国内流動人口が、列車、自動車、飛行機、客船などの交通機関を通じて広範な伝染に関わっており、住宅コミュニティ内での深刻な爆発的流行がしばしば後になって発覚、なおかつ各都市間にはいかなる防御線もない。これらの地区は予防経験に乏しく、症例の急速な増加につながる可能性があり、大量の重篤症例が出現することになるため、予防対策の脆弱な地区こそ、新型インフルエンザ流行対策の決戦場になる可能性がある。

 

「人民網日本語版」2009年10月19日

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