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小中高校生の流行語ベスト10
発信時間: 2009-10-30 | チャイナネット

 国内の教育雑誌「課堂内外」は29日、全国の小中高校生十数万人を対象に行った「2009年中国青少年成長調査」の報告を行った。この調査はアンケートを通じて行われ、全国各地から10万通の有効回答を受け取った。質問事項は青少年の学習の負担、心の健康、趣味、オンラインゲーム、休日消費など多くの注目を集める問題に及んだ。

今、小中学生の間で一番流行している言葉は、小学生でも中学生でも「暈」(受け入れられない、仕方ない)だった。小学生の流行語ベスト10は、第2位が「何かの間違いでは?!」(否定と驚きを表す)、第3位が「OK」、第4位が「ワッサイ」(賛嘆或いは驚きを表す)、第5位が「随便」(お好きなように)、第6位が「むかつく」、第7位が「酷」(英語のcoolから来ている)、第8位が「ジョン」(困った顔に似ていることから気まずい、どうしようもない)」、第9位が「つまらない」、第10位が「雷」(びっくりした)だった。同じく、中学生と高校生の流行語でも「暈」が第1位、「ジョン」と「雷」などネット語が上位に入った。

同誌の編集長で調査報告を編集した徐永恒氏によると、「暈」や「ジョン」、「雷」などはすべて最初にインターネットで流行したネット語で、インターネット上で使われていた言葉が現実生活の中でも使われるようになった。青少年はインターネットの影響を益々受けているといえる。

一方、今の小中学生はオンラインゲームに対して理性的で、毎週2時間或いは基本的にオンラインゲームで遊ばないという小学生が64.21%、中学生では84.3%、高校生では88.37%を占めることがわかった。またオンラインゲームを「単なる遊びだから深入りしないほうがいい」という小学生は66.67%、中学生は72.36%、高校生は62.06%に達した。徐氏は、オンラインゲームの中学生の間での流行度合いは世間で言われるほど深刻ではないと指摘する。

心の健康についての調査では、68.49%の中学生と78.11%の高校生が「心は健康だけどたまにネガティブになる」と答えた。そのうち、69.75%の中学生と67.84%の高校生はイライラしたり、卑屈になったり、嫉妬したり、心を閉じたりした経験があるという。その最大の理由として高校生は成績をあげ、勉強と進学のプレッシャーが強いとし、その次に心の障碍をあげた。家庭の不幸や社会に適応できない、失恋を選択した人は中学生よりも少なかった。このことから高校生は自分の中に原因を探していることがわかる。

また、54.02%の高校生が自分の学校に心理カウンセラー或いは心理カウンセリングルームがあると答えたが、中学生では36.09%、小学生では22.90%とその割合は低かった。「学校に心理カウンセリングルームがあれば、情緒不安定な時にカウンセリングに行きますか?」という質問に対し、半数の高校生と中学生が心理カウンセリングを受け入れると答えたのに対し、小学生では66.11%にものぼった。徐氏は、小学生は中高生に比べ、心の苦しみや不愉快なことを心理カウンセラーに訴えたい願望があるようだと説明する。

「人民網日本語版」2009年10月30日

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