4歳の大連の男の子・佳佳くんは25日、大連聖亜海洋世界を再び訪れてイルカの「お医者さん」と会った。常連として第3季の「楽しいイルカ自閉症児童の治療補助公益活動」に参加するためだ。
自閉症の佳佳くんは「楽しいイルカ」の第2季の活動に参加し、イルカの「お医者さん」の16週にわたる補助治療を受け、言語や情緒、意思疎通、自制力といった能力が改善された。佳佳くんは現在幼稚園に入り、他の子どもと遊ぶことができるようになった。
「楽しいイルカ?自閉症児童の治療補助公益活動」は大連聖亜海洋世界、大連市心理医院などが2007年に共同で発起したもので、既に2季の活動を行っている。
自閉症は先天的な神経系統の疾病で、他人との意思の疎通の困難や言語障害、こだわりなどが見られる。大連市だけでも自閉症と診断された子どもは1千人以上いる。自閉症には特に効果的な治療法はまだなく、現在は行動療法や教育トレーニングを主体とし、補助的に薬物治療が行われている。
「人民網日本語版」2009年11月27日