香港「大公報」は、香港ディズニーランドが赤字を計上したことを報じた。香港ディズニーランドが19日に香港市民に発表した業績によると、損失額は2年間で28億8000万香港ドルに上り、昨年だけで損失額は13億1500万香港ドルとなった。昨年の入場者数は前年比2%増の460万人に達したが、観光客の消費が減少したことにより売上高は前年比で2700万元減少。　

ディズニー社は、短期内に黒字に転換することは難しく、2014年のパーク拡張後に財政状況は回復するとの見方を示している。　

開業から4年続けて赤字を計上している香港ディズニーランドは、昨年合意した拡張協議に基づき、19日に初めて財務状況を発表した。2005年の開業から2009年末まで、1900万人の観光客を迎え、2009年の入場者数は460万人となり前年より10万人増加したが、香港海洋公園の480万人をまだ下回っている。　

昨年の観光客の41％が香港市民、36％が大陸の観光客で、ともに2008年よりやや増加した。しかし、海外からの観光客は23％で、前年比3％減となっている。

｢チャイナネット｣　2010年1月20日