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「富豪大学OBの寄付ランキング」が話題の的に |
発信時間: 2010-01-22 | チャイナネット |
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「2010年中国大学富豪校友(OB)寄付ランキング」が20日、発表された。これによると、トップの座に輝いたのは浙江大学に累計2億4800万元を寄付した同学OBの段永平氏で、中国におけるOBによる大学寄付金の最高記録を打ち立てた。 ランキング第2位は、清華大学に共同で2億2千万元を寄付した4人のOB、続く3位は、北京大学に時価総額1億元の不動産を寄付したOBの黄怒波氏。 OBによる大学への寄付は、海外ではごく一般的だ。しかし中国国内では、そのような風潮が存在しない上、一般に公表される正式なランキングもこれまでなかった。このような状況で、「2010年中国大学富豪校友(OB)寄付ランキング」が発表されると、直ちに社会の熱い視線が注がれ、話題の的となった。多くの人は、「事業で成功を収めた後、母校に恩返しをすることは、卒業生と出身大学どちらにとっても有益となる良いサイクルだ」という見方を示している。 寄付を受け入れる大学側も、賞賛する姿勢を示している。浙江大学教育発展基金会の張美鳳・秘書長(事務局長)は、「寄付ランキングでトップとなったことは、喜ばしいと同時に誇らしい。この栄誉は、浙江大学が学生育成の分野で極めて優れていることを裏付けている。つまり、その学生が優れた能力を備え、事業で大きな成果を収めた上、教育事業にも関心を持ち、母校を大切にする立派な人間に成長した証といえよう」とコメントしている。 ホットな議論が展開する中で、深く考えさせられる次のような発言もある。「同窓会では、大学が各卒業生に応じて態度を変えるケースが一般的だ。卒業生に対する大学側の対応は、細かくランク付けされている。高級官僚になった卒業生や事業で大儲けした卒業生は、大学側から貴賓席が用意され、『傑出した卒業生代表』として発言できる。その一方で、『ごく普通のサラリーマン』となった卒業生は、壁際に追いやられてしまう」。OBによる大学への寄付という善行が、「地位や財産にものを言わせる」というマイナス行為と見なされるのではと懸念するネットユーザもいる。 「人民網日本語版」2010年1月22日 |
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