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ネットユーザーの約半数 「春節に寂しいと感じる」 |
発信時間: 2010-02-04 | チャイナネット |
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国内最大のインターネット掲示板の一つ、行った投票で、春節のたびに「とても寂しい」と答えた人は41.2%にのぼり、「寂しくない」と答えたのは23.8%だった。 約2万人が参加したこの投票で、春節期間中、多くのネットユーザーが多かれ少なかれ「寂しさ」を感じると答えている。掲示板には「小さいころを思い出す。ポケットに花火をいくつかねじ込むだけで、とてもうれしかったあのころを」「春節はますます面白くなくなってきた感じがする」「大きくなればなるほど、孤独を感じる」、、などのコメントが寄せられ、若いネットユーザーの憂うつ、退屈さが伝わってくる。実際のところ、インターネットが誕生する前から、中国の都市化がすすみ、生活の質が急速に高まるにつれ、中国人は普遍的に「春節に祝日らしい雰囲気がなくなりつつある」と感じていた。 この現象について、ある専門家は、「本当に寂しい人は、自分の殻に閉じこもり、簡単に心の声を打ち明けることはない。『寂しい』と平然と言える人は実は寂しくないのだ」と分析する。寂しい感じがあったとしても、こうしてみんなで言い合うことにより、実際はストレスを発散し、寂しさをかき消している。つまり、寂しいと大勢で言い合うことも、ストレス発散の一つの方法と言える。 上記の投票でもこのことは明らかだ。投票項目の1つ、「『寂しい』に一票」を選んだ人は56.4%で、『とても寂しい』『寂しくない』と答えた人を大幅に上回った。現在のネットユーザーの考え方や行動方式に合致しているため、ここまでの人気を得たのだろう。また、「『寂しい』が一緒にいるから、私は寂しいと思ったことは無い」という言葉がネットで流行しているが、これは「『寂しい』文化」が極限に達した表現と言える。 ネットユーザーの間で広まりつつある流行語「寂しい」は、すでにこれまでの「孤独、ひっそりしている」という意味ではなく、「つまらない、面白くない」の意味も含まれるとする分析もある。多くの人は、ただ他の人の口癖をまねながら、ネット上の流行に追従しているだけなのだ。 「人民網日本語版」2010年2月4日 |
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