北京市発展改革委員会がこのほど、交通渋滞を緩和するため、住宅団地以外の13カ所の重要エリアの駐車料に関する調整案を発表した。この調整案はメディアからの注目を集めている。
調整案によると、4月1日から北京市の13カ所の繁華エリアでは「路上駐車場は専門駐車場より高い。地上駐車は地下駐車より高い。昼間は夜間より高い。」という基準で駐車料を徴収する。また、路上駐車の場合、最初の1時間を超えた場合、50%の追加料金を徴収するということである。
新聞紙の「新京報」の社説は「差異のある駐車料徴収は、渋滞の緩和に有利だが、実際の効果は実施した後にはっきりするだろう」としている。「武漢晩報」の社説は「この案の出発点はよいが、依然として渋滞を解決できなかった場合はどうするのか?まずは、交通の渋滞が自動車による問題であるのか、あるいは道路による問題であるのかをはっきりさせるべきではないだろうか。もし道路の問題なら、ハードの建設とソフトの管理に力を入れていくべきだ」としている。
現在、中国の一部の都市は相次いで駐車料の徴収標準を調整している。「広州日報」の報道によると、今年3月から、路上駐車場とデパートの専用駐車場の夜間の駐車料金はこれまでの回数による徴収から時間による徴収に変更されるということである。「重慶晨報」は「今年、重慶市は駐車料に関する新規定を打ち出す。関係部門の責任者は、路上駐車は通行の妨げになることを考え、路上駐車の料金は屋内駐車場より高くすることを明らかにした」としている。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年2月10日 |