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南勇(左)、楊一民(中)、張建強(右) |
公安部治安管理局はこのほど、中国サッカー協会の南勇副主席と楊一民副主席、審判委員会の張建強元主任が、サッカーの試合で勝ち負けを操作して賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われ、検察機関に逮捕されたことを明らかにした。
治安管理局担当者によると、公安機関は、サッカー界に蔓延する闇賭博や八百長に対する政府スポーツ関連部門による一掃活動を、全力で支援していくという。深刻な刑事犯罪事件の調査処分を今後も継続していくと同時に、スポーツ、監察、司法など各関連部門と連携して、不正試合・闇賭博一掃活動システムを構築・完備し、中国サッカー界における公平な競争と大々的な発展のための環境作りを進めていく方針。
南副主席は、逮捕される前、様々な職務を一人で取り仕切っていた。民間組織の責任者という位置づけの中国サッカー協会専任副主席、正式な局級国家幹部ポストである国家体育総局サッカー管理センター主任、さらには、企業トップとして中超公司董事長も務めていた。新華網は、「南勇氏は、民間人、役人、ビジネスマンと、様々な身分を持ち、様々な利益を一人で得ていた。これに加え、監督管理制度が不十分なことから、多くの腐敗行為が行われたのは必然の成り行きだった」と評している。
「人民網日本語版」2010年3月2日