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水を背負った苦しい道
発信時間: 2010-03-10 | チャイナネット

光があたる岔河村の家々。向かいは険しい断崖で、下には牛欄江が流れている(3月7日撮影)

ここ数カ月、60年ふりに深刻な干ばつに見舞われた雲南省の雲嶺では、引き続き被害状況が悪化している。

40世帯143人の村民が暮らす岔河村。この村のグループ長は「いつもは天任せの生活で、雨季に雨水を集めて何とか暮らしていました。しかし今はその雨水もなくなり、毎日背負って持ってきた水は一家の食事用だけです。野菜や顔を洗う水も無駄にできず、家畜や農作物にも水をやらなければなりません。さもなければみんなだめになってしまいます」と話す。

70歳近い楊雲秀さんは、今年の日照りについて話が及ぶと思わず涙を流した。楊さん一家の若者はすべて外に働きに行き、小さな孫が毎日のように水を運んでいるという。農作物も全く収穫できなかった。

交通が不便なこの村には、給水車も来ることが出来ない。そのため村人たちは3カ月近くも水を背負って運んでいる。現地の関係部門は村にバケツや布団、救済金を送ったが、より長期的で根本的な解決が待たれている。

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