紙幣を並べてみると、1960年から現在までの変化がよくわかる。最も右側が現在の紙幣 |
1960年、英国女王の肖像画が初めて1ポンド紙幣に印刷された。以来、50年間にわたって発行されてきたこれらの紙幣を記念して、イングランド銀行(英国の中央銀行)は117日、紙幣に描かれた女王の肖像画の展示会を開催した。
ヨーロッパでは数世紀前から、硬貨に国王や女王の肖像画をデザインする習慣があったが、紙幣にデザインされたのは1960年3月17日、英国女王の肖像画が1ポンド紙幣に印刷されたのが初めてだ。以来、異なる5種類の肖像画が様々なポンド紙幣に描かれてきた。
5種類の肖像画をデザインしたのはそれぞれRobert Austin(1960)、Reynolds Stone(1960年)、Harry Ecclestone(1970年と1971年)、Roger Withington(1990年)。
1970年以降、女王の肖像画は厳粛な雰囲気20年を保っており、1981年に発行された紙幣でも、厳粛な表情が見て取れる。Roger Withingtonによる1990年の紙幣の肖像画では、初めて初老の女王が描かれている。
「人民網日本語版」2010年3月18日
Roger Withingtonによる女王の肖像画が印刷された5ポンド紙幣(1990年) |
Harry Ecclestoneによる女王の肖像画が印刷された5ポンド紙幣(1971年) |
Harry Ecclestoneによる女王の肖像画が印刷された20ポンド紙幣(1970年) |
左はRobert Austinのスケッチ、右は初めて女王の肖像画が描かれたポンド紙幣(1960年) |