新華ネットが伝えたところによると、雲南省、貴州、重慶、広西自治区、四川省など中国の西南部が、自然の降雨を利用した人工で降雨の量を増やす作業を行ったことについて、1日、中国気象局は記者会見で「人工増雨の効果は明らかで、環境にマイナスの影響はないだろう」と述べた。
中国気象局の担当者は「降雨量を増やすため触媒を使用したが、その量は少なく、環境に影響はないだろう」と述べた。
また、国家気候センター気候予測室の任富民主任は、「貴州の干ばつを解決するために必要な降雨量を、1時間50ミリメートルの降雨量で計算した場合、降雨が10回必要だ。そのため、干ばつの解決にはまだ多くの降雨が必要とされる」と明らかにした。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年4月2日