地震が発生した青海省の武装警察部隊、青海総隊の玉樹州支隊は被災後の困難な状況にある中、600人以上の兵士を緊急出動、すでに960人以上の被災者をがれきの下などから救い出した。
今回の地震で、玉樹州支隊は75%の兵舎が傾いた。だが、支隊は地震発生後、真っ先に主指揮所と前方指揮所を設置。事務所と簡易通信基地局を設けるとともに、救助区域と警戒区域を分けることにより、部隊への指揮と負傷者への治療をいずれも円滑に行った。
支隊政治処の李恩権主任によると、支隊は地震発生後、幹部率いる60組の救助隊を結成、計960人の被災者をがれきの下などから救出した。うち62人は負傷の程度が重く、死亡した。支隊の仮設医療施設ではこれまでに1202人が治療を受け、1824人が避難所に無事送り届けられたという。
「人民網日本語版」2010年4月15日