大火事で全焼したCCTV社屋ビルのそばにタワークレーンが設置された。関連部門が明らかにしたところによると、同ビルは今年、元の位置に修復されるという。
関係者によると、修復に先駆け、タワークレーンを使ってビル構造の一部が撤去される予定だ。クレーンは設置されたばかりで、作業はまだ始まっていない。ビル外壁の撤去作業は昨年から行われていたが、今回設置されたタワークレーンは構造の一部を撤去するためで、作業終了まではまだしばらく時間がかかるという。
関係者によると、ビル外部にある保温材料、カーテンウォールおよび一部の鋼構造、コンクリートは全て撤去しなければならず、うち、斜めになった外壁部分は、50%以上の鋼構造が撤去される。
ビル内部は一部が撤去され、一部は残されるが、具体的にどれほど撤去するかは、今後専門家が決定するという。
ビルの最下部に入っていた、劇場となるはずだった部分の外壁は昨年すでに撤去されている。このほか、ビルの周囲には足場も組まれ、修復前の調査・測量や、損害情況の調査、危険排除作業も行われた。
関係者によると、ビルの主体構造は火災によって深刻な影響を受けてはおらず、元の基礎を利用して修復を行っていく。今年は全面的な修復工事が行われる計画だが、具体的な修復案は論証を経てからCCTVが確定するという。
「人民網日本語版」2010年4月22日