警察の調査を待つホステスたち
「天上人間」で一番人気があったホステスの梁海玲さん
「北京で美人を選ぶ場所としては一番」と呼ばれてきたナイトクラブ「天上人間」。世間では、「天上人間」は娯楽施設というだけでなく、高い身分を象徴する場所ともいわれ、警察が風俗店を取り締まる度に庶民は全く関心のない様子で、能力があれば「天上人間」を調査してみればいいとささやかれていた。
警察によると、「天上人間」の摘発は情報漏れを防ぐために、参加する警察官の携帯電話は電源が切られ、実際に多くの警察官がこの摘発を知らなかったという。
今回の摘発の総指揮官は北京市公安局の傅政華局長で、就任以来最初の取り締まりになる。摘発には治安、刑事、巡査、特別警察などが参加し、4軒の高級ナイトクラブで有料サービスをするホステス557人を調べ出した。そして4軒のナイトクラブが最長6カ月の営業停止になった。
「天上人間」が摘発されたのは5月11日。しかし北京のこうした風俗店の取り締まりはすでに4月11日から始まっており、こうした大々的な風俗店の取り締まりが行われ「天上人間」が営業停止になった日は、ひっそりと就任した傅政華局長の赴任74日目だった。