世界保健機関(WHO)が18日に発表した「北京2008年オリンピック健康遺産」によると、2008年の北京五輪の直前、中国は生物化学爆破テロ事件8件を断固阻止した。「北京晩報」が伝えた。
同書が明らかにしたところによると、北京五輪開幕前の5カ月間に、中国は在中外国大使館での「白色粉末」事件、地下鉄爆破密謀デマ、国際空港での航空機への爆発物携帯、国外からの五輪競技施設への生物テロ攻撃など、生物化学爆破テロ事件8件を未然に防いだ。
「北京2008年オリンピック健康遺産」は五輪開催都市の公共衛生分野に対する影響に関する評価報告から構成されており、北京五輪組織委員会、衛生部、北京市衛生局、WHO、国際オリンピック委員会(IOC)が共同編纂した。北京五輪は大型国際スポーツイベントおよび公共衛生の発展と緊密な関連を有しており、今回初めて健康遺産の概念を提唱した。オリンピック健康遺産とは五輪開催都市、開催国の健康に与える能動的影響を指す。IOCがオリンピックの健康遺産に関する出版物を単独発行したのは史上初めて。
「人民網日本語版」2010年5月19日