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八方堂の寒天双Q粽。イチゴあんと小豆あんの2種類がある。 |
端午節がもうすぐ訪れるが、粽を食べたくても、もち米がお腹にもたれたり、カロリーの高さから太ることを心配する人は少なくないだろう。台湾地区の大手スーパーの2010年の粽予約状況に関する市場調査によると、最も人気のある粽は米の代わりに野菜を使った「米なし粽」と、香りのよい「野姜花(ジンジャーリリー)粽」だ。どちらも小さく、健康志向たっぷりだ。台湾「今日新聞」が伝えた。
各企業の予約販売活動では「セブン-イレブン」が先陣に立っている。4月21日に予約販売を開始した同車は合計40種類をそろえ、申し込み後2日で商品を手にすることができる。現在までの月間統計で人気トップなのは、初めて販売された「米なし粽」で、販売数は既に1万個以上に達している。
「ファミリーマート」は4月20日から予約販売を開始、粽は全品、予約店でも他店でも受取可能で、月別の業績は20%成長している。販売トップと2位はそれぞれ甘い「Q心氷粽」と塩味の「野姜花粽」だ。いずれも小さいタイプで、主食や軽食としても、おやつでもよい。端午節に向けて、甘さと塩味の粽セットが家庭向けの人気を集めると業界では見ている。
また他の人気商品を見ると、「セブン-イレブン」の燕麦で作った「五谷粽」、「養生素材粽」、初登場の澎湖海鮮粽などがある。澎湖名物の花枝丸(イカのすり身団子を揚げた名物)をブタのもも肉と一緒に混ぜたもので、お薦めだ。また業界が独自に開発した「寒天双Q粽」は台湾地区ファミリーマートの氷粽の人気ランキング3位に躍り出ている。健康ブームはまだまだ続きそうだ。
「人民網日本語版」2010年6月4日
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大億麗緻の松坂帝王粽。こってりしたおいしさだ。 |