また、今回のワールドカップに出たもう一つのアジアチームである韓国チームも、日本と似た「初記録」を樹立した。日本より一歩先に16強入りした韓国は、日本とともに、南アフリカ・ワールドカップの「注目点」となっている。
チーム戦の対戦国を見ると、日韓両チームが対戦したのは、ヨーロッパの強豪1チームと二、三流の1チーム、そしてアフリカの1チームである。比較すると、日本のヨーロッパの対戦相手であるデンマークの実力は、韓国と対戦したギリシャより強い。また、アフリカ国との対戦では、日本はカメルーンを打ち負かしたが、韓国はナイジェリアと引き分けている。この点を見ると、日本の成績はもっと上であることがわかる。
試合内容を見ると、日韓両チームは技術面でも戦術面でも素晴しいパフォーマンスを披露した。韓国はギリシャに完勝し、アルゼンチン戦では一時引き分けとなるチャンスもあった。日本はデンマーク戦で適切な戦術を用い、選手たちの足の感覚や個人の技術において優位に立った。両チームのパフォーマンスは、ワールドカップに出場するアジアのサッカーチームに、良いイメージを築き上げたと言える。
しかし、日本と韓国のどちらがアジア最強チームを代表し、ワールドカップでより上に勝ち進むことができるかは、ベスト8決定戦を見なければわからない。韓国と対戦するウルグアイも、日本と対戦するパラグアイも南アメリカの強豪チームであるため、日韓両チームの戦いの舞台は比較的公平である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月25日