北京市民が利用できる「高級」なプールがこの夏、もう一つ増える。北京国家水泳センター「水立方」の改造工事が近く完了し、内部に高級な設備が配置された「遊水楽園」に生まれ変わるのだ。オリンピック公園管理委員会が先ごろ明らかにしたところによると、今後「水立方」は一般開放のプールとして管理し、参観チケットは発売しないという。

　オリンピック公園管理委員会の王春主任によると、国家水泳センター「水立方」のオリンピック後の改造プロジェクトは終盤にさしかかり、内部の遊水施設は基本的に建設が完了して、最後の試験段階にある。「遊水楽園は北京で最も豪華なプールの一つで、利用料金は現在検討中だ。」王主任によると、改造後の水立方ではもはやオリンピック会場参観のチケットは販売せず、一般のプールとして管理するという。昨年の国慶節後、水立方は閉館して改造工事が約半年にわたって行われているが、その一つが面積1万平方メートルの「遊水楽園」だ。それまでは「水立方」は、昨年夏にウォーミングアッププールを市民向けに開放した以外は、ずっと参観チケット料金を主な収入源としてきた。

　「人民網日本語版」2010年7月2日