玉片
玉棺の写真
江蘇省の南京博物院が1年にわたって発掘作業してきた淮安盱眙大雲山漢墓で15日、2号墓から金縷玉衣と玉棺が発見された。墓の主は高貴で、おそらく前漢時期の王か高官レベルの人物の可能性がある。
広い墓室は壊されたあとがあり、盗掘が深刻だったことが分かる。中国の秦漢時代には手厚く葬ることが盛んに行われたことから、盗掘が頻繁に発生した。
昨年初めには4人が盗掘中に亡くなり、8号墓の近くの「仙人洞」ではよく奇妙な事件が発生していることから、この2000年余りの歴史を持つ墓は神秘な色彩を浴びていると人々は口にする。昨年2月に南京博物院は大雲山漢墓の調査を始め、9月から発掘作業がスタートした。
暮園では今までに漢代初期の3基の大型の墓と殉葬墓13基が見つかっている。1号墓、2号墓、8号墓はすべて盗掘され、1号墓は非常にひどい状況だ。
神秘的な墓主の身分についてはまだ確定することができないが、墓の規模や形、構造、出土物から見ると、前漢初期の背景のある人物で、おそらく前漢時期の諸侯王の可能性が高い。