中米両国は15日、中国が世界貿易機関(WTO)の裁決に従い、2011年3月19日までに米国に対してエンターテインメント市場を一層開放することに同意したと発表した。米国はこれ以前にも、中国が書籍、音楽、映画、その他娯楽関連用品を輸入する際に設けていた規制について申立を行っていた。「北京晨報」が伝えた。
「WTO裁決を履行する」とは、中国が米国製映画、音響映像製品、図書製品の輸入政策を調整しなければならないことを意味する。WTO裁決において、中国の国有映画配給会社2社の輸入権保持が許可され、外国映画に対して一定の審査を行う中国政府の権利も保護された。また、中国側が年間20本という外国映画輸入枠を引き上げる必要もない。しかし、中国は、米国企業および他の外国企業による映画、音楽、テレビゲーム、書籍の中国向け輸出を認め、中米合弁企業によるオンライン楽曲販売を許可しなければならなくなった。
「人民網日本語版」2010年7月16日