新華社通信によると、中国石油天然気股份有限公司(ペトロ・チャイナ)が18日に明らかにしたところよると、現在、大連新港の石油パイプライン爆発事故の原因を取り調べている最中で、事故による影響や損失を極力防止し、減少するよう全力を尽くしていくとしている。
16日18時20分頃、大連新港から大連保税区までのペトロ・チャイナの石油倉庫をつなぐパイプラインは、タンカーから原油を卸す作業をしていた時に断続的に爆発が起きたため、パイプラインから原油が漏れ火災となり、一部原油や汚水が海に流れ出る事故となった。
ペトロチャイナは、「火がすでに消火され、死傷者の報告はない。汚水排出バルブは締め切ったため、新たに原油が海に流れ出ることはなく、流れ出た原油はオイルフェンスの中に取り囲まれている」とした。
なお、大連保税区の原油倉庫には10万立米のタンクが6基あり、ポンプ室、計量室及び電力などがすべて自動制御されている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年7月18日
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