吉林省通化市では豪雨の影響で公共インフラが著しく損壊し、浄水場へつながる上水道管4本すべてが洪水のため破断した。うち3本には洪水に押し流され、市内全域で給水が停止しており、市区33万人が水不足に直面している。
通化市公共事業局担当者によると、洪水で破断した水道管4本は、直径1千ミリの水道管が1本、900ミリの水道管が1本、600ミリの水道管が2本。破断地点は送水ポンプから浄水場の間で、二密河から1.3キロの場所。4本は7月31日午前10時20分に破断、通化市内全域が給水停止に陥り、現在24時間態勢で復旧作業が進められている。
同時に通化市政府は専門会議を招集、関連部門に対し資源を早急に確保し、市場でのミネラルウォーター、大型ボトル入りミネラルウォーターの供給を保障するよう求めている。また価格安定維持のため、政府価格主管部門は市場監督を強化している。市民の非生活用水については、市内全域のすべてのタンク車を調達、午前7時から午後6時まで給水に巡回している。
「人民網日本語版」2010年8月2日