高温気象による死亡、全国で多発

高温気象による死亡、全国で多発。 今年の夏は異常な高温が続いている。中国各地で、高温気象による死亡が多発している…

タグ: 高温,高温気象,死亡

発信時間: 2010-08-05 16:32:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年の夏は異常な高温が続いている。中国各地で、高温気象による死亡が多発している。済南では、7月30日から8月1日にかけて、多くの屋外労働者が熱中症で入院、うち8人が緊急救命処置の甲斐なく死亡した。彼らの多くが、衛生環境関連業務に従事する労働者か農村部から都市部に出て働く農民工だった。また、高温被害が特に深刻な地域で、関連補助金の拠出が実施されていない地域もあり、中には「流用」が行われているケースもあるという。「新京報」が伝えた。

中国西北、華北、江南、華南各地では、7月下旬以来、高温気象が続いており、最高気温が40℃を上回る地域もある。

高温気象による死亡、特に屋外労働者の死亡が多発している。最近では、済南で8人の死者が出た事件が世間の注目を浴びた。

国家の安全生産理論専門家チームのメンバーである全国総工会労働者保護専門顧問の羅雲氏は、この問題について、次のようにコメントしている。

このような事件が発生する背景には、中国の高温対策労働者保護法規が立ち遅れている事実がある。今も施行されている全国法規「防暑降温に関する措置暫定条例」は、1960年に公布されたが、50年間改定されていない。次に、現有規定が確実に執行されていないという問題もある。高温気象下での労働を止めさせる規定には、強制力はない。高温気象対策関連規定の立法化を早急に進め、立ち遅れた法律法規を完備する一方で、現有制作の執行に対する管理監督を徹底し、深刻な事故に対する厳しい責任追及措置が必要だ。

「人民網日本語版」2010年8月5日

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。