国家工業信息(情報)化部(工信部)が三大通信キャリア(中国移動、中国電信、中国聯通)と一部の地方担当管理部門を招集・開催した会議において、携帯電話ユーザーの実名登録制が9月1日から正式に実施されることが明らかになった。
某通信キャリアは、このニュースについて、「今回は間違いなく実施される。工信部は今年初め、通信キャリア各社に関連指示を出していた」と話す。また、「現時点で正式な通知を受け取っていないが、携帯電話の実名登録制は、『画一的処理』ではない。9月1日以降にプリペイドカードを購入する新規ユーザーは全て、正式な身分証明書を提示しなければならず、通信キャリアがその情報を記録する。すでにカードを使用しているユーザーについては、身分情報記録をデータに追加していくことになる」と続けた。
某メディアによると、実名登録制度は2012年までに全面完成する計画という。しかし、工信部の方案によると、実際のタイムスケジュールはこの通りには行かず、2014年頃に完了するのではないかとの見方もある。
統計データによると国内携帯電話ユーザーのうち、実名を登録している人は3億2100万人。キャリア別内訳は、中国移動2300万人、中国電信2億1千人、中国聯通8800万人。
「人民網日本語版」2010年8月23日