注目を集める「携帯電話実名制」がきょう(1日)から始まる。携帯電話によるネット接続申し込みはきょうから、身分証明書を持参し実名登録しなければならくなった。
2005年以来、業界内では携帯電話実名制実施の是非について論議が続いていた。ここ2年ほどの間にスパムメール、詐欺ショートメールが氾濫、とりわけ昨年年末には携帯サイトのわいせつ問題が明るみになり、実名制実施の声が高まっていた。消息筋によると国内各大手プロバイダーは先月、工業情報化部から実名制実施に関する通知を受け、消費者が長く期待していた携帯電話実名制がついに施行されることになった。
専門家らは、携帯電話実名制の実施はショートメール詐欺など犯罪行為抑制に有利で、被害を受けているユーザーの権益を法的手段を通じて保護することができるという認識でほぼ一致している。また通信セキュリティを保障でき、金融、モバイルペイメントがよりスムーズに普及、3G時代にとって実名制は不可欠としている。
「人民網日本語版」2010年9月1日